”荒れるハンデ戦の1つ”である、小倉大賞典(G3)の予想を行っていこう。
さっそく小倉大賞典(G3)の傾向まとめから、おおまかなイメージを紹介すると、
平均154,231円の高配当レースだけあって、
1.軸馬の選定難易度は高め
2.単勝6番人気までは横一線
3.二桁人気5頭を含めて、穴馬がわんさか馬券に絡む
「普通に予想したならば、的中させるのは難しいだろう」 と思えるような配当と傾向だが、
出走馬確定前に6頭まで絞れているし、枠順確定後に出せるデータもあるので安泰と考えてほしい。
また、データ的にボッケリーニ以外の上位人気馬が崩れることになり、今年も高配当を期待できそうだ!
それではデータでその理由を紹介していこう。
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 2 | 1 | 2 | 5 | 50% |
2番人気 | 1 | 1 | 1 | 7 | 30% |
3番人気 | 2 | 0 | 0 | 8 | 20% |
4番人気 | 2 | 0 | 2 | 6 | 40% |
5番人気 | 1 | 0 | 3 | 6 | 40% |
6番人気 | 2 | 2 | 0 | 6 | 40% |
7番人気 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0% |
8番人気 | 0 | 2 | 0 | 8 | 20% |
9番人気 | 0 | 1 | 0 | 9 | 10% |
10番人気以降 | 0 | 3 | 2 | 60 | 7.7% |
こちらのデータは傾向でもふれているが、6番人気までは横一線。
さらに7番人気~9番人気の穴馬が5頭、二桁人気馬も5頭と、人気で馬券を買ってしまうと大失敗してしまうレースであることを把握してほしい。
軸馬を決められれば嬉しいが、平均配当15万オーバーの馬券を取るために、軸はおかずに6頭ボックスの120点買いを覚悟してもらいたい。
二桁人気の取りこぼしは絶対に避けなければならないので、二桁人気で馬券に絡んだ5頭の共通点を探してみた。
・6歳以上
・斥量57キロ以下
・前走6着以降
・前走からの距離延長はNG
今回の登録馬でいうと、以下の5頭が該当するため注意しておきたい。
ドゥオーモ ←のちのデータで除外対象
バイオスパーク ←一桁人気の可能性あり
ロードクエスト ←のちのデータで除外対象
逆に上記以外の二桁人気馬は、すべて切ろう!
馬年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|
4歳 | 3 | 1 | 2 | 18 | 25% |
5歳 | 3 | 1 | 5 | 28 | 24.3% |
6歳 | 2 | 2 | 0 | 36 | 10% |
7歳以降 | 2 | 6 | 3 | 43 | 20.4% |
データを見ると、7歳馬以降で馬券に絡んでいる馬の複勝率が高いことに気づく。
6歳を超えてくると肉体的に衰えがでる傾向があり、軽視されやすいが小倉大賞典ではそうではない!ということだ。
7歳馬以降で馬券に絡んだ11頭は、すべて4番人気以降の馬で、
そのうち4頭が二桁人気なので、しっかりデータを活用して穴馬を拾っていきたい。
まずは高齢馬の中でも拾いにくい、8歳馬以降で馬券に絡んだ3頭にフォーカスしてみると、
その3頭には【栗東所属馬】【栗東騎手が騎乗】【前走一桁決着】という共通点が見つかった。
今回出走を表明している8歳馬3頭でみると、該当する馬はいなかった。
昨年も人気薄で馬券に絡んだドゥオーモは、小倉での戦歴がよいため気になる存在ではあるが、
ドゥオーモ・デンコウアンジュ・ノーブルマーズ・ベステンダンク・ロードクエストの5頭は除外対象となる。
次に7歳馬で調べてみると、馬券に絡んだ8頭中7頭は以下の共通点があった。
・騎手が乗り替わっていた
・前走の最終コーナーを12番手以内に通過
ここでテリトーリアルが除外されることになった。
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|
美浦 | 1 | 2 | 3 | 22 | 21.4% |
栗東 | 9 | 8 | 7 | 103 | 18.9% |
データをみると栗東所属馬の方が馬券に絡んでいるが、複勝率で見ると差のない結果となっている。
東西格差は実際にあるが、このレースでは気にする必要がなさそうだ。
今回は、母数の少ない美浦所属馬6頭の共通点を探してみると、
馬券に絡んだ6頭は、人気別データでも少しふれた【6番人気以内の馬】だった。
6番人気~8番人気に落ち着きそうだが、トーラスジェミニが6番人気で着地したら押さえるべき1頭としたい!
その他のロードクエスト・ヴァンランディは、データ的に厳しいという判断となった。
斤量別 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|
~51kg | 0 | 0 | 0 | 4 | 0% |
51.5~53kg | 4 | 3 | 4 | 54 | 14.3% |
53.5~55kg | 5 | 5 | 3 | 41 | 15.6% |
55.5~57kg | 1 | 2 | 3 | 36 | 24.1% |
57.5kg~ | 1 | 1 | 2 | 8 | 33.3% |
データから、斤量が多い方が馬券に絡みやすいことがわかる。
この中で、斤量が軽いことで軽視されがちな【51.5~53kg】と、
負担が多いのでは?と感じる【57.5kg~】に絞って、馬券に絡んだ馬の選定をしてみた。
すると、~53kgで馬券に絡んだ3頭の共通点には、以下の2つがあった。
・当日二桁人気
・前走先行以上の脚質で、最終コーナーを3番手以内に通過していた
今回53kg以下で出走する3頭で該当するのは、出走ギリギリのラインになりそうだがディアンドルのみ。
ドゥオーモは該当しなかった。
次に、57.5kg以上で馬券に絡んだ4頭の共通点を探してみると、
・当日6番人気以内
・前走一桁人気
・前走最終コーナーを7番手以内に通過
というものがあった。
今回57.5kg以上で出走するのは上位人気のカデナのみだが、馬券から外すという結論となった。
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|
牡馬・セン馬 | 10 | 9 | 10 | 110 | 20.8% |
牝馬 | 0 | 1 | 0 | 15 | 6.30% |
最後に性別のデータを紹介するが、母数は少ないものの牝馬で馬券に絡んだのは、2018年15番人気のクインズミラーグロのみ。
この馬を予想して選ぶことは難しいし、データでも該当するものは無かった。
出走16頭のうち馬券に絡んだのは1頭のみなので、確率では十分なデータと判断し当レースでは牝馬を切る判断をする。
ここまでで残っている馬でいうと、上位人気のフェアリーポルカと、ディアンドルを切る。
では、これまでのデータで残った6頭を紹介しよう。
◎ ボッケリーニ
〇 アールスター
▲ ヴァンケドミンゴ
☆ トーラスジェミニ(当日6番人気になった場合には押さえる)
△バイオスパーク
△アドマイヤジャスタ
ボッケリーニを除いた上位人気がいないので、配当的には十分な旨味がありそうだ!
トーラスジェミニの人気次第で、三連単5頭 or 6頭ボックスが馬券の買い目となる。